

ぼくは就活のお手伝いをしていて、よく質問されることで「就活でOB訪問しないと内定はもらえない?」があります。
特に商社や特定の金融機関志望の就活生の間でこの話題が多いようです。
この記事はこういった学生に読んでいただきたいです。
「OB訪問はしたほうがいいんだろうけど、するかしないか迷っている。」
「実際OB訪問した人の体験談を聞きたい」」
「せっかくOB訪問をするのなら内定につながるようにしたい。」
今回はぼくが実際に15回OB訪問を繰り返し経験した体験談とOB訪問をする際の工夫をお伝えしていきます。
OB訪問は他の学生と差別化できるので選考通過率が大幅アップする【体験談】

就活を通じて、OB訪問を一回でもしたことがある学生は約2割に及ぶとのアンケート結果が多くあります。
必ずしもしなくてもいいけれど、ほかの学生と差別化するためにはしたほうがいいという結論になります。
その理由を実際OB訪問を何度か行い感じたことを2つお伝えします。
1 志望度を裏付ける根拠になる
就活で一番大切なことは志望度を伝えることだと思っております。
一人で何十社も 面接を受ける現在の就職活動 そのほとんどで学生は「御社が第一志望です」と言います。
採用側からすると単に優秀な学生ばかりに内定を出すと内定辞退のリスクが大きいため、本当に志望している学生を見抜きます。
要はいかに口だけで「第一志望です」と言っていないか 志望度の根拠を伝えることが大切です
その根拠づけとしてOB訪問は効果抜群だということです。
実際僕がOB訪問をした方法ですが、”アプリ経由”や”先輩などのつて”もありましたが一番効率的かつ効果的だと感じたのは”キャリアセンター経由”したOB訪問です。
キャリアセンターを経由することでのメリットはこちらで解説しております。
とにかくOB訪問をすることで、いかに口だけで「御社が第一志望です」と言っていないかが伝わります。
志望度が低い企業ではわざわざOB訪問なんかしたくないのが普通だからです。
ですから、ぼくはOB訪問をした企業ではかなりOB訪問をしたことをアピールしました。
これでぼくのようなFラン大学でも足切りされることはなくなりました。
またぼくが実際OB訪問をたくさんして驚いたことが、
採用担当者はぼくがOB訪問をしたことを言わなくても知っていることが多かったということです。
OB訪問したOBからその企業の採用担当者に情報が伝わっている?ということです。
個人情報がうるさい今の時代にぼくの就活が筒抜けになっている感じもしましたが、そこは仕方ないと割り切っていました。
企業側からすると志望度の高い学生を知っておきたいニーズと、OBからしても採用担当にOB訪問を受けたことが評価につながることもあるため理由はよくわかります。
採用担当者へOB訪問をしたというのが伝わるという前提でOB訪問を行い、OBだからといって失礼のないような対応をすることが必要です。
2 究極の面接対策になる
OB訪問が面接なの?と不安に思った学生も多いと思います。
ぼくがOB訪問をたくさん行った理由に志望度の裏付けをするということがありましたが、
それ以外にも理由があります。
対応いただいたOBの方には申し訳ないですが…
面接対策としてOB訪問を活用させていただいておりました。
それは単にカチカチに緊張して面接対策をしていくのではなく、OBに自分の改善点を聞くことがぼくにとってすごく為になったのです。
先ほどの通り、現代の就活では1人でたくさんの面接を受けるため、就活において一度は選考落ちを経験する学生がほとんどです。
選考落ちするとき、「これはダメだったな…」と察っすることができるのであれば、落ちても納得いきます。
しかし、時には「なんで落ちたんだろう?」といったことも多くあるはずです。
企業は当たり前ですが、なぜ落ちたのかは教えてくれないです。
その落ちた理由が、直しようもない自分の弱点なら仕方ないですが、もしすぐ直すことのできることで落とされていたとしたらどうでしょう?。
非常にもったいないです。
ぼくはOB訪問を面接に行くような気持で臨むことで、相手がどういう印象をぼくに持ったのかを聞くということを行っていました。
具体的にはこうです。
OBとのアポを取り、カフェかどこかでそれなりに質問をした後に、こう伝えます。

結構勇気はいりますが、割り切って聞きましょう、
これを聞くか聞かないかで大きな差が出ます。
しかし、たいていのOBはこういう返しをしてくれます。
といった風に、やんわりと大人な対応をしていただけます。
この場でぼくの弱点や改善点を言ってくれる方は少ないです。
ですから さらにお願いします。

ここまでくるとうっとうしいと思うOBもいらっしゃるでしょうから、そこは人を見てどこまでしつこくお願いするかは見極めます。
ポイントは熱意をもって本当にOBの企業に入りたいという風に言うことです。
熱意を伝えるとほぼ全員ぼくの改善点を教えてくれました。
しかも これが自分では気づかないことや、すぐに直せることが多かったんです。
ぼくの場合は以下のアドバイスをいただくことが多かったです。
「話の中で時々自信がなさそうな部分がある」
「話しているときに前のめりになるので、姿勢がよくない」
「話しているときに顔を触るのはよくない」
「第一印象は静かな人って印象」
なるほど…と思うことばかりです。
もちろん今までの人生で言われたことのある事、はじめて 気づくことがたくさんあります。
「こんな自分の弱点を面と向かって初対面の人に言われるのは嫌だ」と思う人も多いと思います。
人間誰しも 自分の嫌なことをあえて面と向かって聞く、むしろ初対面の人から聞くのは嫌なはずです。
それでもぼくがここまで行っていた理由は、
OBの方が指摘してくれたところ=口にしないだけで面接官も同じことを思っていると思うからです。
例えば今回の「姿勢がよくない」や「話しているときに顔を触るのはよくない」は直そうとしたら面接の時間くらい気を付ければ一瞬で治せることです。
このちょっと気を付けるだけで治せることに気付かないまま面接を繰り返すのは非常にもったいないと思います。
落とされるときは理由を言われないからこそ、こういった小さなことには気を付けていくべきだと感じます。
迷っているなら一回まずはやってみよう
ここまでぼくのOB訪問に関してはお話ししましたが、OBの方と話すのは面接官と話すのに近いことも多いです。
通常の学生であれば、年上の他人と話す機会というのはアルバイトくらいです。
ぼくのアルバイトの場合は接客業ではなかったため、ほとんど年上の大人と話す機会がありませんでした。
そういう学生が急に就活ではじめましての大人とうまく話せるわけがありません。
ですから面接の練習が大切!といわれますが、”面接の練習の面接”を受けるくらいなら、今回のようにOB訪問を活用しながら面接対策をすることのほうがはるかに効率的です。
今回の記事が、OB訪問をするか悩んでいる方にとって、OB訪問を後押しするようなことになれば幸いです。
似たような方法で就活のアドバイザーに依頼する方法もあります。ちなみにぼくは併用していました。