
就活の支援活動をしていると一番といっていいくらい聞かれる質問が「資格ってないとだめですか?」といった資格系の質問です。
実際就活をしていても周りの学生からもよくこういった声が聞こえてきます。

といったように資格を持っていることをアピールする学生も多いはずです。
特にぼくのようなFラン学生なら学歴もないに等しいのに、資格もないなんて…と劣等感に陥ることもあるでしょう。
かといって今から資格の勉強をするかといわれると…

今回は 就職活動で資格はあったほうがいいのか、いらないのかを解説していきたいと思います。
結論 資格はいらない?の答えは「あったほうがいい」

そりゃ資格はあったほうがいいに決まっている。
そんなのあたりまえでしょう。 とぼくもはじめは思いました。
しかし、就活は資格がある=優秀で採用したい!とは全くつながりません。
今回は資格が必ずしも内定に結びつかない理由を2つ説明いたします。
どうか資格のない学生でも安心していただける内容となっております。
どんなにすごい資格でも志望度を裏付けるものじゃないと効果は薄い
例えば超難関資格である公認会計士を取った学生がいるとします。
その学生は公認会計士を武器にブライダル会社の面接を受けるとどうなると思いますか??
ぼくは内定までたどり着ける可能性は低いと思います。
勉強はすごくても、よほどブライダル業界に興味があるといったことを裏付けできるような話を述べられなければ難しいです。
「なんで公認会計士がブライダルのうち?」となるのが普通で、志望度を裏付ける理由まであってやっと資格が生きてきます。
就活で一番大切なことを志望度を伝えることです。
一人で何十社も 面接を受ける現在の就職活動 そのほとんどで学生は「御社が第一志望です」と言います。
採用側からすると単に優秀な学生ばかりに内定を出すと内定辞退のリスクが大きいため、本当に志望している学生を見抜きます。
要はいかに口だけで「第一志望です」と言っていないか 志望度を伝えることが大切です
今回の公認会計士の例ではぼくであれば本当にブライダル会社に行きたいのであれば公認会計士は履歴書に書くのか迷うくらいです。
資格がある=志望度が薄れる場合があるからです。
履歴書には資格を書く欄がありますが、そこはある資格を正直に書くのはやめたほうがいいです。
採用担当者の立場に立った時に「うちを受けているのになんでこの資格?」と思うようなことが少しでもあれば、それに対しての話を突っ込んでくるかもしれません。
戦略的にわざと突っ込ませるのならいいのですが、そうでなければせっかくの自分をアピールする限られた面接時間でそのやりとりは時間がもったいないです。
採用担当者は面接で資格や学力はそこまで見ていない。
就活で採用担当者が一番見ているのは、もちろん第一印象です。
第一印象をよくする画期的な方法に関してはこちらをご覧ください。
そのほかに採用担当者が重視しているポイントは
「協調性」「人間性」「熱意」などです。
資格をもっているかなんて気にしませんし、頭がいいのか、勉強できるのかは学歴が語ってくれます。
よっぽどすごい!と思われるような資格を取得したのであれば差別化を図れるかもしれませんが、そうでもなければ採用担当者がそこまで知りたくない情報を前面にアピールするのは得策ではないと考えます。
一人数十分の大切な自分のアピール面接の場では、重要視しているポイントである「協調性」「人間性」「熱意」といった人間味の伝わる話をすることのほうがいいはずです。
再度結論をお伝えすると資格はいらない?の答えは「あったほうがいい」です
ここまで読んだなかで「資格はあったほうがいい」ということは、
資格がある人のほうが有利なんだな…
選考に有利に働くような勉強しようかな…
と思っているかもしれません。
ここでぼくが伝えたいのは勉強する時間があったらちゃんと就職活動してください ということです。
就活に関する記事をご覧いただいているということは就活中か就活を控えている学生がほとんどだと思います。
限られた就活スケジュールの中で内定を勝ち取るためには資格勉強をして内定率を上げるより、面接対策や自己分析、企業研究を再度詰めたほうがいいです。
特にゴールのない面接対策などは準備すれば準備するほど改善され、すべての企業の先行で必ず役に立ちます。
就活スケジュールが頭に入ってない方は再度確認いただき、
資格は取ったほうがいいのか?で悩むべきではなく、今やるべきことは何がベストなのかをもう一度考え直すいいきっかけにしていただければと思います。