



就活でガクチカ(学生時代に力を入れたこと)でアピールできることが思いつかないと本当に困りますよね。
そんな時はゼミ活動がオススメです。
今回は就活でガクチカでゼミ活動を効果的にアピールする方法についてお伝えします。
目次
就活のガクチカでゼミ活動を選択するメリット

まずはガクチカでセミ活動を用いるメリットについてお伝えします。
メリットを頭に叩き込み「他に書くことがないからゼミ活動にする」という消極的なイメージを払拭しましょう。
採用担当者の関心を惹きやすい
学生の本分は勉学ですよね。
そのため多くの学生が用いる「サークル活動」と比較しても、学業のエピソードを持ってくることで採用担当者の興味を惹きやすい内容と言えます。
皆がゼミをしているからといって選択すべきではない!ってことは思わないように!
作成しやすい
一般的にゼミ活動は「卒論作成」や「学会発表」などが最終目標になっている場合が多いのではないでしょうか。
後述しますがガクチカはポイントを押さえてストーリー仕立てにするのが望ましいとされています。
ガクチカのストーリーを作成する上で、明確な目標があるゼミ活動はオススメの題材です。
チームプレイのエピソードを含めることができる
就活ではチームプレイのエピソードは非常に重要です。
ここが押さえられているかどうかで採用担当者の印象が格段に変わります。
会社の一員となり誰かとともに仕事をする以上、会社員には円滑なコミュニケーション能力が必須項目だからです。
ですからどれだけ素晴らしい成功を収めていたとしても、個人プレイでは採用担当者からの評価が芳しくありません。
その点、多くのゼミ活動はチームで活動することがあり、チームプレイのエピソードを含めやすいのです。
就活のガクチカでゼミ活動を選択するデメリット

先ほどはメリットをお伝えしましたが、もちろん就活でゼミを選択するデメリットも存在します。
メリットデメリットの両方を確認した上で、魅力的なガクチカの作成を目指しましょう。
差別化に技術が必要
ゼミ活動は他の多くの学生も取り組んでいるため、ガクチカに使用される頻度も高いものです。
ですから採用担当者の興味を惹くためには書き方に技術が必要となります。
興味を惹きやすい書き方は後述していますので参考にしながら作成してください。
しっかりと作成すれば、きっと他の学生も驚くような魅力的なガクチカに仕上がりますよ。
ゼミ活動が個人プレイだと印象が良くない
スタートからゴールまで全ての活動を1人で終結した場合、それだけ結果が良くても採用担当者の印象はあまり良くありません。
「この人は個人プレイなんだな。ウチの一員として働くには不向きだ」と思われてしまいかねません。
ゼミはゼミでも就活には向いていないゼミということです。
ゼミ活動をほとんど1人で終わらせたのであれば、他の題材でガクチカを記載した方が無難です。
結果が出ていないと気恥ずかしい
卒論も学会発表も、良い結果が出るとは限りませんよね。
時には失敗して、そのまま卒論にまとめることもあるでしょう。
失敗したゼミ活動を報告するのは恥ずかしいもの。
しかし、就活のガクチカとは学生時代に「頑張ったこと」です。結果が出たことではありません。
想定した目標に向かって努力したと熱意を持って伝えれば、結果として失敗していても合否にはあまり影響しません。
ガクチカ×ゼミ活動で就活の採用担当者が見ている点

ガクチカのゼミ活動で採用担当者は何を重視しているのでしょうか。
採用担当者の目線を確認して、必要な項目を重点的に取り入れましょう。

チームプレイができているか
就活ではチームプレイは最も重視されるポイントです。
仲間とぶつかった、一緒に困難を乗り越えたと言ったエピソードが該当します。
今後同じ会社で働くにあたり、円滑なコミュニケーションが取れる人材かどうかの見極めになされます。
小さなことでも構いませんので、仲間とのエピソードは是非とも入れておきたいものです。
ゼミを通して具体的な成果は出ているか
これは失敗したかどうかではありません。
途中で投げ出していないかどうかを指しています。
残念ながらゼミ活動が失敗に終わったとしても、「こういう理由で失敗した。次は同じ過ちをしないように改善した」としっかりと説明できれば、採用担当者も納得し問題ありません。
しかし、ゼミ活動を途中で投げ出し「私にはゼミ活動が合っていませんでした」などと締めくくると採用担当者の印象は最悪です。
そんなことなら就活でゼミの話題を自分から出すべきでありませんね。
話としてまとまっているか
これはゼミ活動に限ったことではありませんが、聴く人の立場に立った話の仕方ができているかどうかを見られています。
対策として、作成したガクチカを別の学部の友達に聞いてもらいましょう。あなたの専門分野を知らない友達が聞いてもわかることがベストです。

このような感想をもらったら、採用担当者も同じ思いに至る可能性が高いです。
就活でかっこつけて専門用語を言いたいのもわかりますが、専門用語を外して作り直しましょう。
ガクチカ×ゼミ活動の具体的な書き方【就活生の頃に知りたかった】


それに闇雲に書いたところで、輝かしい成績をおさめている他の就活生のガクチカにはかないません。
そんな時はSTAR法を使いましょう。
STAR法とは、Situation(状況)・Task(課題)・Action(行動)・Result(結果)の頭文字です。
2.Task(課題):取り組む過程でどんな困難に直面したのか
3.Action(行動):困難に対してどのように立ち向かったのか
4.Result(結果):行動した結果どのような成果が得られたのか
この流れに沿って構成していけば、読みやすくまとまった文章を書き上げられます。
そして、就活でゼミ活動のガクチカを作成する上で注意すべき点は以下の3点です。
・具体的な行動を必ず入れる
・チームや組織で困難を乗り越えたエピソードが望ましい
これらを踏まえて作成することで、採用担当者の目に止まる魅力的なガクチカができあがります。
ガクチカ×ゼミ活動の具体例【丸写しOK】

それでは早速STAR法を用いてゼミ活動のガクチカを作成してみましょう。
- Aさんの基本情報
- 地理学の研究室
- 文献からの調べ物がニガテ
- インタビューに力を入れた
- 学会で発表したが評価はされず
- 担当教授からは「インタビューが良かった」と褒められた
STAR法に当てはめ
Situation(状況): 地理学研究室のゼミ活動。学会発表が目標
Task(課題):インタビューがうまくいかない
Action(行動): 教授に相談。インタビューの内容を事前に作成しチェックしてもらうようにした。
Result(結果):学会で発表。これまであまり注目されていなかった「インタビュー」という手法を担当教授から認めてもらえた。
最終ガクチカ(完成型)
私が学生時代に力を入れたことは、地理学のゼミ活動です。
担当教授の指導のもと、全国の野山へのフィールドワークや文献調査、インタビューなど多岐に渡る活動を積極的に行ってきました。
私が特に力を入れたのが、「生きた情報」を手に入れる事です。
これまでの研究では過去の文献調査に頼りがちな事に私は疑問を感じていました。
フィールドワークに加えてインタビューを積極的に取り入れ、多角的な視野を取り入れました。
最初は効果的なインタビューの内容が作れず、取材途中で離席されることもありました。しかし教授のアドバイスを取り入れ、相手の立場に立ったインタビュー内容を事前に作ることで、相手の信頼を得てより深い情報を教えていただけるようになりました。
おかげで研究内容がより高度なものとなり自信を持って学会で発表することができました。
「インタビュー」という手法は学会であまり評価されませんでしたが、教授からは新しい手段の一つとして大変良い評価をもらうことができました。
この結果から、従来の方法や考え方にとらわれず、柔軟な姿勢で様々なアプローチで物事を考える習慣が身につきました。
いかがでしょうか。
Aさんにとって最終的な目標であった学会発表は成功していませんね。
しかし「過程で頑張ったこと」を具体的に取り入れ、「困難」に対しては教授に助けを求めて取材相手との信頼関係を高めることに成功し、最終的に「自信を持って発表の場に臨めた」ことをうまくアピールしています。
結果よりも過程を重視した記載を行えば、仮に結果が芳しくなくとも魅力的なガクチカが出来上がります。
STAR法はとても良い手法ですが、最初から上手に使うことは難しいかもしれません。
何度か練習して就活必須のベストなガクチカを作成してくださいね。
結局最も大切なのは「あなたにあったツール」を使うこと

これまで就活のゼミ活動でのガクチカを上手に書くポイントや例文を紹介してきました。
最後に、最も大切なポイント就活ツールについてです。
あなたも就活ツールはいくつか利用されていると思います。

要は間違ったツールを使っていると就活をしている気にはなりますが、ツール本来の内定をとるという近道になっていないことが多いのです。
特にぼくのようなFラン就活生はやみくもに就活ツールを利用します。
ここであなたにあった就活ツールの再選択をする機会にしてみてください。

